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2013年

10月19日 大正琴モダンアンサンブル ライラコンサート




ライラコンサート「秋のしらべ」
10月19日(土)場所:赤門正壽院
開場 18:30 開演 19:00 / チケット 2,000円
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10月7日(月)

日帰り旅行 特別拝観の唐招提寺と秋篠寺巡り

・募集人数 25人 ・参加費用 8000円(昼食代含む)
 本年は唐招提寺が鑑真和上によって開山され1250年になります。これにあわせ、鑑真和上像の御開帳や、東山魁夷の襖絵が、特別拝観できます。また、東洋のミューズと称される伎芸天の秋篠寺にも拝観します。 リンクLinkIcon

5月12日 竹内浩三 生誕祭


 ところ:赤門寺正寿院 *入場無料
 歌と浩三のエピソード等




 伊勢市出身の詩人竹内浩三の92歳の誕生日を祝い、赤門寺で講演会と歌の催しを行いました。
 第1部では、詩人渡辺正也さんにより「宇治橋」の解説と朗読をお願いしました。又姪の庄司乃ぶ代さんに浩三さんとのエピソード「膝の上にのっけてもらって、歌を歌ってくれた」等、本では知らなかった事などを語ってもらい、浩三の研究をされている藤田明さんに司会を務めていただきました。
 第2部では声楽家西山嘉代子さんに浩三の代表作「骨のうたう」を作曲した森節子(故人)の思いや浩三の感性を推し量り、思いやりながら、熱唱していただきました。横浜・大阪・鎌倉等遠方から来ていただいた方もあり約130人が、浩三に思いを馳せ、偲び、祝いました。
 第2部が始まる前に、前回・前々回と出演していただいた「よしだみどり」さんが、急遽駆けつけて下さり、今後予定している「宇治橋」の詩碑建設に向けてのお願いや、軌道に乗ってきたこれからの活動を皆で支え、発展させていこうと、熱っぽく語ってくれました。
 講演後、宇治山田高校へ移動し、生誕祭に合わせて建立した浩三の詩「我が学校」の詩碑の除幕式を行いました。

我が学校

2年4組 10 竹内浩三

 白ペンキが外板にはげちゃろけになっていて、
鳩のふんが屋根に点々とサインをしている建物がある。
その中に人間がいて、喜んだり、泣いたり、笑ったり、
わめいたり、悲観したり、手を挙げたり、考えたり、
弁当を食べたり、けんかをしたり、説教をされたりしている。

 これが我が山中である。その中の人間は、山中健児で、
皆山中精神をもって動いている。
 冬となれば伊勢平野を吹きまくった風が、
謂ゆる高向の大根おろしとなって吹きつけて、
山中の名物ーあまり誇りとするほどでもない砂塵埃
が運動場で乱舞する。

 夏は、何もさえぎる物のない運動場をヂリヂリと
太陽が焼きつける。
しかし、誰もへこたれない。これが山中精神であろう。
こんな処で五年間を過ごせば、大ていの者は人間になれるであろう。
と書くと、山中は非常に厳しく又ひどい所の様に
聞こえるがそんなこともない。普通の学校であるつもりでいる。




 浩三が描いた絵も添えられている。山高の校門を入ってすぐの花壇に設置されているので、是非見に行ってください。明倫小学校の校門壁に「三つ星さん」の詩がパネルで設置され、今回山高に「我が学校」が設置された。
 今後は是非、内宮近辺に「宇治橋」を設置したいと企画しているので、賛同していただける方の支援・協力をお願いします。問い合わせは赤門寺まで。