2008年3月3日
今年は伊勢には珍しく雪が積もり寒さ厳しい冬になりました。心なしか梅も開花がいつもより遅いように感じられます。
「開山堂建設」
「正壽院整備建設だより」第2号では、2007年中に着工予定とお知らせしましたが、今だ着工に至っておらず、ご心配をおかけしております。最初の計画では、平屋建てでありましたが、2階建て(2階に永代納骨・位牌室と和室を作る)に変更しました。
又、1階大広間を約30畳にしておりましたが、57畳に大幅変更いたしました。その間、昨年6月に建築基準法の変更があり、その基準に合うように地盤調査も行い設計士と相談しつつ再設計をしておりました。申請から許可がおりるまでに時間がかかっております。許可が下り次第工事に掛かるところまできています。6月頃には着工できるのではないかと思われます。
開山堂1階
(玄関ホール9畳・大広間48畳)
開山堂2階
(納骨・位牌室10畳・和室2間18畳・その他)
開山堂に安置される仏様はお釈迦様です。現在、仏師の方に依頼し、制作していただいております。光背・台座を含め、総丈約1.4mの予定。
「今日 彼岸 菩薩の種を 蒔く日かな」
私たちが生きているこの現世は、悩み・迷い・心配事が絶えません。だれもが静かに幸せに暮らしたいと願っています。そのためには仏教の教えが必要です。お彼岸はその絶好の機会です。
種を蒔く日とは、菩薩すなわち仏様の境地に到るためにはどうすべきか、その第一歩を自覚する日、ということです。たとえ小さな一歩であってもいいのです。法然上人は、「一枚起請文」の中で「決して智者のふりをせず、ただひたすらお念仏をとなえなさい」と述べておられます。極楽往生のためには、ひたすらお念仏を申す、という「種蒔き」が必要なのです。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏