第10号 2017年(平成29年)7月1日 

お盆の由来

 まもなくお盆がやってまいります。お盆の由来は『盂蘭盆経』という経典に、お釈迦様の十大弟子で神通力第一の目連尊者が、その神通力で亡き母の行方を探すと、餓鬼道に堕ちてやせ細り苦しんでいました。すぐさまお釈迦様に相談すると、「僧達が夏の修行を終える7月15日に、彼らに食べ物や飲み物を献じれば、その功徳により汝の母を救うことができる。」と説かれました。これにもとづき8月に先祖供養の行事として行われるようになりました。
 お盆には、今は亡きご先祖様を極楽から家にお迎えし、供養するのですが、父、母をはじめ多くの方々の命のつながりがあったからこそ、今の私たちがいることに感謝の気持ちを伝えるためです。
 次の世代につないでいくこともお盆の大切な意味といえます。ご先祖様をお迎えし、真心込めてお念仏をお唱えしましょう。



お人形供養

 昔から家で大事にされていました日本人形や、お雛様、ぬいぐるみ等、お役目の終えた人形の処分の仕方がわからず、押入れや物置に放置されてはいませんか?
人形は昔から魂(みたま)が宿るといわれます。大切に供養してあげましょう。お人形供養法要を、8月15日(火)初盆の精霊送り回向後、午後8時以降に執り行います。

お人形は段ボーに入れて8月15日までにお寺の方へ、
一箱・供養料として華灯籠(500円)を灯していただきます。
尚、ガラスケース、スチール棚等の燃えない物は各自で処分してください。




熊本地震災害救援義捐金


 先日詠唱大会が松阪のクラギホールであり、講員さん8名と参加してまいりました。そこで災害救援義捐金の募金があり、400名程の講員さんの善意ある義捐金が、89,000円集められました。正壽院でも本堂に募金箱を設置して2回目の義捐金、19,722円いただきました。こちらも全国浄土宗青年会を通じて送らせていただきましたことをご報告させていただきます。浄財を入れていただきました方々心より感謝申し上げますとともに、被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
 昨今遠近各地で災害がおこっております、日頃から義捐金を微収し色々な災害地に少しでも募金ができるように今後とも募金箱を設置してまいりたいと思いますので、ご協力どうぞよろしくお願いします。